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自衛隊アニメ「GATE」は右翼的なのか 兵器で敵を蹂躙して美少女ゲット

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ウェブ小説が原作のテレビアニメ『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』は、愛国心をくすぐる「右傾エンタメ」作品なのでしょうか。
ネット上でさまざま議論が展開されている同作を、ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんが鋭く分析します。

(中略)

●リアリティレベルをどこに置けばいいのか……

飯田 あきらかに原作よりもアニメのほうが、最近の自衛隊の格好とかになっている。それによって、否応なく現実の自衛隊を想起させるものになった。
最近、自衛隊を辞めたひととかが軍事関係の設定チェックに入っているらしいし。
仮に「純然たるエンタメ」にするなら、現実に寄せないインチキ自衛隊イメージで「ファンタジーですよ」って突っ切る手もありえた。でもそこは寄せてしまった。
しかし、たとえば自衛官のふるまいは「美少女大好き」みたいな味付けを濃くした。そうすると、リアリティレベルをどこにおいて観ればいいのか……。

藤田 なるほど、むしろぼくは「リアリティレベル」が混乱している状態を楽しむ傾向があるので、本作はむしろそこが面白い。
もちろん、落としどころ次第で、苛烈な批判に転じる可能性は、充分にありますよ。
「現実」の「政治」をフィクションに「使った」わけですからね。

飯田 原作だって美少女大好きではあるし、自衛隊大活躍なんですよ。
フィクションらしいフィクション、娯楽なんです。
でも、こういうとき自衛官はどう振る舞うべきか、とかね、さまざまな「言い訳」がそれなりに描いてある。
アニメはちょっと、タガがはずれている印象がある。
原作はウェブ小説ですが、ウェブ小説はそもそもが願望充足的な傾向が強い。
だから言い訳をはぶくと、ミもフタもなくなっちゃう。

藤田 政治的正しさで言えば、現実の国家を侵略したい願望を、異世界に投影したかのように見られても仕方のない作品ではありますよね。
というか、そのものだと思いますが。

飯田 いや、それはないですね。だとしたらもっと異世界の敵を中国とか特定の国っぽくしていたはず。…

●「言い訳」はないほうがいいのか、あったほうがいいのか

藤田 「言い訳」(設定)を省いた方が、ダイレクトに願望充足的な快楽だけを抽出できて、面白くなる部分もあると思うんですよね。

飯田 元自衛官の作家が自衛隊を描くときに、言い訳……というか、自衛隊の存在意義だとか、どうあったほうがいいと考えるのかといったことをはぶいてしまう、という発想はないと思う。
むしろ実態を知らないひとのほうがストレートに願望をぶちまけちゃうわけであって。

藤田 でも、アニメは、アニメですから。エンターテイメント産業ですからね。
より快楽を高め、視聴者が喜ぶのなら、それを行うのは、産業構造として必然的なことなのではないでしょうか?

飯田 その発言はさっきまでの発言とどう整合が取れるの? じゃあ、何をやってもいいと。

藤田 産業構造的に必然であったとしても、アニメは見た人の感性や認識に影響を与えると思うので、その効果をぼくは分析したいと思っています。
こういう作品がウケるようになった、あるいは、「ウケる」と作り手が思った背景にある時代などを知りたい。
そして、問題があると思えば、批判はしますよ。
 飯田さんは、どういう立場ですか?

飯田 むしろ逃げないで、異世界の軍隊と自衛隊が衝突したときどうなるのか、そのとき周辺国はどんなふうにふるまうのか、
有事に際して自衛官は何を基準にふるまうべきか、という難しくもめんどくさい問題にもっと向き合って、視聴者に問いかける内容のほうがよかった。
そういう味付けなら、原作以上に濃くしてくれてもよかったのに、という立場です。

藤田 意外ですね。ぼくの方が擁護派になるなんてw

飯田 いい意味で議論を喚起する、でもエンタメでもある作品になりえた可能性はあったと思う。
これはもちろん、『ゲート』という作品に何を期待するのか、という解釈の違いですけどね。
僕は、ファンタジー(フィクション)を通じて「自衛隊とは?」を右でも左でもなく、真正面から考えさせるものとして描いてほしかった。
もちろん、何をどうやっても自衛隊アニメというだけで議論の対象になることは避けられない。
そのなかで手を挙げた意気は買いたいし、応援してないわけではないんです。

●ほかの萌えミリタリとは何が違うのか?

藤田 この「タガが外れた」感じは、『ストライク・ウィッチーズ』や『艦隊これくしょん』のときに感じました
(詳しくは、笠井潔さんとの対談『文化亡国論』で、右傾エンタメについて一章割いて議論しているので、参照してください)。…

それがどんどんエスカレートしてきている。90年代ごろまであった自衛隊アレルギーの時代とは、大違いで、それが「時代だなぁ」と。
暴走の魅力(倫理や抑圧を破ってしまうことによる快楽)もある一方、「これはまずいんじゃないの」って危機感も、当然抱きますよね。

飯田 いや、90年代の『アイドル防衛隊ハミングバード』に対してマジで怒る人はいなかったと思うし、
現実の自衛隊と比べてどうとか言うひとはそんないなかったと思う。
もっと遡れば『戦国自衛隊』もそうで。
今の方がいろんな意味でセンシティブになっている。

藤田 作られる数が増えている感じはしますけれどね。

飯田 アニメで自衛隊は久々じゃない? 萌えミリはたくさんあるけど。『図書館戦争』だって、自衛隊じゃないし。

藤田 自衛隊そのものが出てくるアニメは、実は意外とないのか。
アニメ以外のエンターテイメント全般では、増えていると思いますよ。ドラマ『空飛ぶ広報室』とか。
『アイドル防衛隊ハミングバード』はOVAですから。マス相手ではないですよね。

飯田 むかしのOVAは今でいう深夜アニメと同じようなもんだよ。別に深夜アニメもマス相手じゃないし。
 宮崎駿が典型だけど、兵器は好きだけど戦争は好きじゃありません、というタイプにとって、
現代の自衛隊が他国と戦闘することを想起させるかたちで兵器や軍隊を描くって、そんなにやんないパターンじゃないかと思うんです。
現実の戦争と空想の戦争をなるべく結びつけられたくないわけだから。
『艦これ』だって史実ベースだけど、敵はよくわかんない存在にしているし、格好は美少女だし。
でも『ゲート』のアニメは現代の日本を舞台に自衛隊で、戦闘行為をやっている。
それによって、ほかの萌えミリよりも現実を連想させる度合いが強くなっている。だからこそ議論が白熱しちゃう。
 さっきの発言とは矛盾するけど「もっと気楽に、静かに観たかったのに!」という気持ちも半面ではあります。

藤田 テクノロジーで劣る国を蹂躙して、美少女ゲットして、しかも「守っている」んだ! 
という倫理的アリバイまで用意されていて、「侵略の快楽」を見事に味あわせてくれる、よくできたアニメだとぼくは思いますよ。
現実では認められていない欲望をフィクションの中で満たすなんていうのは、ぼくたちが日常的に行っていることだと思いますが、
この作品の「欲望」の在り方は、ねじれて特殊ですよ。
この「ねじれ」がどう着地するのかを、ぼくは注視していきたいと思います。
 第二次世界大戦だって、解放してやるとか、色々な美名の元で侵略していたわけだし。
そういうサディズムのような快楽を露悪的に出してくる点が、
逆説的に倫理的だと思う。そういう残虐性や快楽が自分の中に存在することを、よく認識させられ、反省させられるアニメですよ。



http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20150820/E1439867935066.html


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ネットの反応
もっと肩の力を抜いてアニメ見ろよ


この両名が視聴していないのは解った


藤田直哉が色々と的外れすぎる


こんなんでも話題にして盛り上げてくれるのだから有り難いな
今季のアニメはまどマギの再来と言われてるがっこうぐらし以外は話題にならない空気アニメばっかりだし


兵器対ファンタジーを楽しむアニメ
それ以上でもそれ以下でもない



同意。それとかわいい女の子とな。
自衛隊の役割は兵器操作がかり、国内だから取材がラク、話題集めくらいだな


亜人種を差別し奴隷として使役することもある「帝国」で
亜人種を同等に扱い、結果的に地位を向上させた
「自衛隊」の活躍が右翼的なの?wwwwwwwwww









GATEは面白いしいいけど、今の国会で問題になってることに直結するからな~
自衛隊がメインの話は「図書館戦争」いらいなのか、、
結構前なんだな

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 GATE自衛隊彼の地にて、斯く戦えり

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